【理念が大事】SNS発信が僕らに与える希望について本気で考えてみた件【ポートフォリオSNS】

「SNSで発信すると、お金が稼げるらしいよ」

スタートはそこからだった。

僕がSNSのことを本気で学び始めたのは、コロナ禍でWeb業界に転職して1年目の冬。

もともと建築業界で営業マンをしていた僕は、なにか本業以外で収入が欲しいなと思い立ち、当時はかなり盛り上がっていた個人ブログの世界に足をつっこんでいた。

はじめて作ったブログはもうとっくに存在していないが、「kazu blog」という名前で、ネタ記事ばかり更新していたことを覚えている。今考えると本当に黒歴史である。

100記事更新するころには、アドセンス広告の収益が月に300円程度発生しており、本業以外でもお金が稼げた体験にその大小は関係なく喜びを感じていた。

そこからしばらくして、当時のブログ界隈で四天王として君臨していたマナブさんのブログに出会い「稼ぐためのブログとは何たるや」を学んだ。

それこそ本業（建築業界の営業マン）をないがしろにするレベルでブログ記事を読み漁り、ノートにまとめ、記事に生かし、気づけばブログ経由で10万円ほどの収益を発生させられるようになっていた。

かず

ちなみに当時のテーマは「パーソナルジムの紹介」だった！

ちょっと待てよ？これ、副業でこんなに成果出せるんだったら、本業にしたらもっと成果でるんじゃね？？

と考えていた頃に、世界をコロナが襲う。

僕が紹介していたパーソナルジムの案件は終了し、ブログからの収益は一気に0円になってしまった。

とはいえ、ここまで育てた経験をポートフォリオにし、Web業界へ転職をすることにした。

完全に未経験だった僕が入社できたのは、楽天市場に出店している企業のサイトを代行して運用する会社だった。

1からWeb業界のことを勉強し、楽天市場のイベントの仕組みや裏側の勉強をし、お客さんとは月末に次月の方向性を話し合う。楽しかったが大変だった。帰宅時間もかなり遅くなり、受け持っていたお客さんの量も多くなっていったので土日も仕事を持ち帰っていた。

気づけばブログを更新する時間は全くなくなってしまい、僕のブログは完全にホコリを被ることとなる。ブログの知識をつけるために転職したのに本末転倒である。

そんな時に出会ったのが「SNS」だった。

ブロガー時代からTwitterは触っていたが、主にはブログの発信をしている人の動向をチェックするなどの使い方がメインだった。

ここで僕が挑戦しようと思ったのがインスタグラム。

当時のインスタグラムはまだキラキラ系のインスタグラマーがブイブイいわせていた頃で、文字入りの情報発信をしているアカウントは今ほど多くはなかった。

インスタで一万人フォロワーを目指してみようと思い立ち、SNS運用の会社に転職してみよう！と決意するのである。

なぜそう思ったかというと、僕はそのWebの会社の社長が大嫌いだったからである。非常にワンマンな人で着いていくのがしんどかった。

インスタグラムが一万人まで育った時の話は、僕が過去に有料商材としてまとめたコンテンツがあるので、興味がある方はぜひ見ていただきたい。

紆余曲折はあったものの、割と早い段階で僕はインスタグラムで万垢の目標を達成したのである。

自分の発信する情報に価値を感じてみてくれる人がいると思うだけで、心が充実した。同じく発信をしている人との交流も、刺激になることが多く、人生がアップデートされていく感覚があった。

君のSNS、消してくれる？

僕が当時発信していたのは「楽天市場のお得な活用方法」に関する情報発信。

そのころから僕をフォローしてくれている人は覚えているかもしれないが、情報発信するだけではなく自分で描いたイラストなんかもつけながら、楽しくポップに楽天市場の買い物の仕組みについて解説していたアカウントだ。

このアカウントについては、フォロワー数が1,000人くらいになった時から会社には伝えており、何ならお客さんのインスタグラムのプチコンサル的なことも業務の一環として行なっていた。

そして一万人に達成した僕が初めて迎える楽天スーパーSALE。楽天アフィリエイトに挑戦して見たところ、一週間で100万円以上の商品が売れており、僕の報酬としては約10万円くらいになった。

「すげえ！SNSって本当に儲かるんだ！！」と驚いた。

そして、これは僕の悪いところで最大のミスなのだが、その成果のことを会社の人に話してしまった。

すると、本業の中でミスをしてしまった時に「インスタにうつつを抜かしているからだ」と言われるようになったり、早く帰ろうとすると（とは言っても30分くらい残業してから）「インスタの方が大事か」「本業で成果出した方が将来的な稼ぎは上になるよ」と言われることもあった。

みんな、業務量が多くて心がすり減っていたんだと思う。

最終的に社長から「あのインスタグラムは、この会社で得た情報を使って発信している。だから、個人の利益になるのはまずい。アカウントを消しなさい」と言われてしまった。

弁解しておくと、あのアカウントで発信していた情報は、ネットで調べれば出てくる情報で、決して会社の情報やお客さんの情報を発信していたわけではない。

社長からすれば、SNSがうまくいった先に転職するということを見抜いていたんだろう。

「そんなこと言われるなら、今すぐ辞めてやる」

と、言えれば良かったんだけど、当時の僕には仕事を辞められない理由があった……

マンションの購入である。

建設中のマンションで、契約完了するまで約半年も時間がかかる。もちろんローンを組んで契約することになるので、このタイミングでの転職はまずい。不動産の営業マンからも、ローン条件が不利になる可能性が高いので今は我慢してください！と何度も念押しされた（笑）

マンションを買うまでは辞めれない。ということで、僕はその楽天のアカウントを消すことになった。（最後の抵抗として、アカウント自体は残し、投稿をアーカイブしたw）

地獄の半年間

インスタアカウントを消してからの半年間は地獄だった。

仕事へのモチベーションは完全に消え失せていたし、足を引っ張り合う社員同士のやり取りにも吐き気がした。

僕はもちろん転職活動していた。

転職活動している間にも、会社について行けなくなった社員は退職していった。中には退職代行を使ってやめた社員もいて、「誰かのブログに退職代行のアフィ報酬が入ったかな」とか思っていた。

転職活動とはいったものの、僕が応募した企業は本当に1社だけ。それが今いる会社。SNSとブログの実績を使って、転職が決まった。

面接の中では、その企業のインスタアカウントの分析と伸ばすための施策をPDFにまとめて発表した。「なるほど、それは良いですね」と耳を傾けてくれるのが、SNS発信をしなくなった僕にとっては本当に嬉しかった。

転職活動は、開始から1ヶ月で終了した。

しかし、あと5ヶ月はどうしてもローンの関係で退職できない。今の会社には内定が出てから半年待ってもらった。今思えば非常にありがたい話だと思う。

元々いた会社からは、転職するだろうというのは思われていたし、内定が出てからすぐに上長へ転職する話をしたので、引き継ぎも含めて約5ヶ月くらいは気まずい空気の中で働いていた。

社長からは「転職する人間とランチや飲み会にいくことは禁止する」と社内で言われ、数少ない仲が良かった社員の人とも気軽にご飯に行けなくなったし、業務以外の会話も無くなった。

家の冷蔵庫には100均で買ったホワイトボードを貼り付けて「退職まであと〇〇日」と毎日数字を減らしていった。この数字が減っていくことだけが楽しみだった。

「ローンがあるから辞められないとか、本当に最低だと思うよ。これからはSNSの仕事をしたいんだって？うまくいかないと思うよ。本当にSNSで稼いでいけると信じてるなら、今すぐ辞めて自分で事業を起こしてると思うからね」

と社長からは個別の面談で言われた。（勝手に言ってろよ）と思いつつ、悔しかった。多分、一理あるし、自分が社長だったら、僕みたいな社員は結構うざいと思う。

「過去一利益が出た年なのでボーナスは期待してくれ」と社内朝礼で言われたが、僕の最終ボーナスは3万円だった。まぁ、0よりはマシかなと思ったけど。先輩はこっそり寿司をご馳走してくれた。

退職した日の夜に飲んだハイボールは、めちゃくちゃ美味しかった。

SNSのもつパワーについて

この記事を読んでくれた人に僕が何を伝えたかったかといえば、SNS発信には人生を変える力があるということ。

もし今あなたがいる環境が地獄だとしても、SNS発信をしていればきっとそれを乗り越えるための武器になる。

例えば僕なんかは、SNSやブログの実績を使って着実に自分がやりたい業界にステップアップしてこれたし、今ではEC業務・SNS運用・人事など幅広い業務に携わられてもらっていて忙しさはあるが充実感もある。

それに、会社で惨めな思いをしていた時も、ブラック企業で働いていたとしても、それは絶対にSNSのネタになる。

SNSがなかったら発散させる場所がなくて、今も苦しんでいたかもしれない。

他にも、例えばパートナーが浮気をして離婚することになって人生絶望してしまった人がいても、発想を変えればそれは最高の経験になる。

そんな経験を発信していけば、同じような状況にいる人の支えにもなるかもしれない。感謝されながらお金をもらえるようになるかもしれない。

料理が得意だったら、料理をSNSを通して教えてあげれば良いし、歌が好きなら歌えばいい。家を建てるならその中で感じた悩みをまとめてあげればいい。子育てだって今はSNSから知識を得る時代になっている。

冒頭に記したように「SNSで発信すると、お金が稼げるらしい」というのは間違っていない。間違っていないけど、もっと大事で重要な役割があることをあなたに知ってほしかった。

SNS発信は確実に僕たちの人生観を変える。

悪いことがあっても、いいや！ネタになる！って切り替えられるようになる。

SNSを通して出会った人と一生の付き合いになることもあるだろう。

どうせ発信するなら、愚痴じゃなく、誰かにプラスになればさらに良い。

しかもそれで自分の生活にも豊かさがプラスされるなら、さらに良い。

僕はインスタグラムで再度発信することを決意した。

テーマは「SNS初心者を月5万円稼げるようにする」ということ。

でもこれはミッションであって理念ではない。

理念は「SNSを通して人生をアップデートさせること」

これがビジョンであり理想。自分の人生もアップデートさせたいし、フォロワーさんの人生もアップデートしていく。その過程でSNSを通して稼げるようにもなればいい。

そうして積み上げたSNSは、あなたの人生を現す「ポートフォリオSNS」になる。

大事なことはお金を稼げるということではない。行動してみようと思えること。

自分の知識や経験を世の中に残して見ようと思う心。

別に最初から数字が伸びなくたっていい。まずはやってみる。

その中でどうすればもっと多くの人の悩みを解決できるのか試行錯誤していけばいい。その手伝いを僕もできればいい。

そんな形で、今後発信していきたいと思います。

ちょっと宣伝。

今回のような記事を作ろうと思ったきっかけは、Brainというプラットフォームを作った迫さんがリリースした「シンセカイ」というコンテンツを読んだことがきっかけです。

無料部分だけでも読む価値があるので、ぜひチェックしてみてください。

実際に僕が体験したレビューについてはこちら↓

あわせて読みたい

【過去最高】情報商材の枠を超えた最高のコンテンツと出会えた件

かず

副業ブロガー

TwitterInstagram

【経歴】ブラック企業で疲弊し「お金よりも時間」を手に入れるために転職。ブログやSNSを始めたことで未経験からWeb業界に転職することができた。 SNS総フォロワー数は10万名様。