今回は、わたしたちを悩ませる「突然の腹痛」の原因とその対策を紹介します。
まず、知っておきたい言葉として「過敏性腸症候群」というものがあります。
今は知っている人も多くなったこの言葉。 ストレス過多が原因で、電車や静かな空間、緊張する場面で下痢や腹痛を引き起こす病気です。
軽度の方も多いので、予備軍も多い病気です。
この記事では、過敏性腸症候群=病気として表現をしますが、あくまで「表現としての病気」、ということでご理解いただきたいです。
①どんなきっかけで発生するのか
②どんな対策ができるのか
過敏性腸症候群のきっかけ
僕が初めてこの病気を意識したのは中学2年生のころです。
その日は給食の後に全校集会があり、体育館に全校生徒が集められました。
給食をおなかいっぱい食べた状態での体育座りにより、おなかが圧迫されていました。
その時、悲劇が起こった ・・・
ちょうど静かになったときに、おなかが「グルルルル」と鳴ったのです。
「給食の後なのにおなかすいてるのかよ~」と友達に言われ、かなり恥ずかしかったことを覚えています。
その事件から、中学・高校と静かな空間がトラウマになりかなり辛かったです。
当時はとにかく、読書の時間など、おなかが鳴ってほしくないと思うほどに痛くなりました。
特徴として
・静かな時間が終わると腹痛も和らぐ
・テストの時など他のことに集中しているときは腹痛になりにくい
ということがありました。

過敏性腸症候群の色々な場面での対策
その経験から、過敏性腸症候群というのは、まさにストレスが引き起こす現象であって、 「過度に意識をしないようにする」 ということが重要であると気づきました。
ただ、意識しないようにと思っていても意識してしまうのが人間です。
「ストレスが引き起こす」というところへ焦点をあてて考えてみると、いかにその状況に対して「ストレス=心配事」を減らして安心できる環境にするか、ということがポイントとなります。
電車で起きる突然の腹痛対策

・朝食は少なめ、または会社で食べる。
・ギリギリな時間に出ないようにする。
・事前にトイレを必ず済ませておく。
・本を読んだりして気をそらす。
◎トイレの数が多い途中の駅を把握しておく。
トイレについて把握をしておくことで、実際に使用することがなくても安心材料になります。降車駅以外でも無理して乗車し続けないで降りてしまうことも大事です。
人間観察をしながら別のことを考え出すと楽になることもあります。そして、楽になった時に止まった駅で降りてトイレに行く決断力が大切です。そのまま乗っていると、また痛みの波が押し寄せてくるので・・・
静かな空間で起きる突然の腹痛対策
・楽な体勢を見つける。
・たまに体勢を変えてみる。
・この後の予定などを考えてみる。
静かだと周りに音が聞こえてしまう!と意識すると余計に痛くなってしまいます。なるべく他のことを考えておくと良いですね。
僕は静かな教室という空間がトラウマなので、学生時代が終わって嬉しく思っています(おい)
緊張する場面で起きる突然の腹痛対策
・万全な準備をして自信をつけておく!!
なるべく心配事を減らしておくというのがポイントです。
トイレの無い空間で作業しなければならない時があるのですが、使う・使わないは別としてポケットトイレを用意しておくなど「いざとなれば・・・大丈夫」というマインドが大切でしょう。

まとめ
過敏性腸症候群は、人によって症状は様々です。
自分の腹痛も過敏性腸症候群ではないか?と心配な方は、一度病院にいってみるのも選択肢の1つです。
ただ、過敏性腸症候群は病気というよりも「現象」であると僕は考えています。なぜなら、 意識していないときにはお腹の調子が良いからです。
なので、最終的には「自分のお腹の調子の悪さを責めないこと」そして、「自分以外にも実は結構同じよう人はいる」 ということを覚えておくと楽になれます。

自分は「静かな空間」がダメなタイプだったので、社会人になった今は、ほとんど症状は起きなくなりました。
「トイレがない状況」に対してのストレスから腹痛になるパターンが今では多いです。
環境が変わると改善する場合もあるので、何が自分を苦しめている要因なのか考えてみてください。
この記事を読んだことで、少しでも気持ちが楽になれば嬉しいです。